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解説

最終回分のコメント見直してたら書きたくなったので禁じ手だとは思いつつも書きました
作者が書いてるから正解じゃなくてこういう考え方もあるんだなーぐらいで見てください
とは言いつつも何かが台無しになる可能性もあるので閲覧注意です、大丈夫な人はスクロール























「普通」っていうと「みんな一人一人違うんだから普通なんてものはない」とかそういう話になると思うんですが、私は「普通」っていうものはその一人一人違うみんなの中にそれぞれ違うとらえ方がある、主観的で曖昧な概念だと思っています。
この漫画の主人公である油日にとっての「普通」は「病気がない状態」でした。彼女は「病気がなくて、友達や恋人と青春してる人」が「普通の女の子」だととらえています。友達を作って青春すれば「普通」になれると思って、「普通」になれば「病気がない状態」になれるんじゃないかと思って、頑張って「普通の女の子」になろうとしました。友達が居る=普通、普通=病気がないと考えていたので、友達を作る=普通になる=病気も治る?と思っていたのです。
だけどいくら頑張っても病気が治らないだろうという事は、お腹をケガした時、病気のせいで死にそうになった時に気付いてた訳です。それでも「普通」になるための努力、いわば治療をずっと続けてきたのは、治療を続ける事によって、「病気が治らない」という現実から逃げるためでした。この現実は、身内に迷惑をかけたくない、ヒーロー扱いされたくないとずっと病気を嫌がってきた油日にとって受け入れがたく、というか受け入れたら今までの治療(努力)が無駄だったと認める事になるので、そんなの耐えられないから、心の健康のために逃げるしかなかったんです。
それで、これからもずっと治らないと分かってる病気の治療を続けて、現実から逃げ続ける人生を送るんだろうな、というのが最終回です。身内に迷惑をかけるのが嫌で病気を嫌がってきたので、究極に身内に迷惑をかけそうな自殺という道は最初からありません。でも、もしかしたら、成長していけばいつか病気が治らない現実を受け入れられるようになるかもしれないし、作中で「死ななきゃ生まれ変われない」と言ってた事から、死に匹敵するような衝撃的な出来事に出会って生まれ変われるかもしれません(またこれも私の考え方なんですが、死=終わりじゃなくて、生まれ変わるための、「変化するための機会」だと思ってるので、さっき書いた作中の「死ななきゃ生まれ変われない」ってのはそういうつもりでした)。お腹掻っ捌かれて死にかけてもダメだった彼女にとって、生まれ変われるほどの衝撃的な出来事があるのかは謎ですが。

そういう「諦め」みたいなのは明晴の二人にもあって、「完全に元通りはムリやけど」って台詞があったように、二人のモヤモヤが晴れてもあっちゃんの性格と記憶は元に戻らないし、晴菜の腕をちょん切ったという事実は消えないし、その晴菜も腕が戻ってくる事はないし、余計な事をしてあっちゃんにトラウマを植え付けた事実は消えません。彼女らは「普通」になる事は望んでいませんが、油日と同様「普通」にはなれないでしょう。
そして、油日と別れた後、二人がどうなったかは分かりません。コメ返で「たまに学校内で遠目に見かけますが、今まで通り仲良くやってましたよ 相変わらず他に友達作ってないみたいですけど…」と油日が発言していますが、モヤモヤが晴れた事によって健全な関係になったかもしれないし、もしかしたら余計にズブズブの泥沼の不健全な関係になってしまったかもしれません。

それでも幸せかどうかなんて所詮個人の感情なので、周りから見て「やばくね?」と思うような関係でも二人にとって幸せならそれはもう幸せですし、(コメントで「油日の病気が羨ましい、かっこいい」とチラホラ言われてましたが)油日にとって病気が嫌な物ならそれは不幸なのです。このあたりは受け手の考え方次第でもあると思うので、このページの上の注意書きにある通り適当に流しておいてくれればいいです。


解説と書きつつ結局何が言いたいのか分からない文章になってしまった感じがしますが、本当に適当に流しておいてください。


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